さらに効果的な方法

朝散歩なので、ジョギングをする必要はありません。歩くときの「リズム」が重要なので、

「ワン、ツー、ワン、ツー」と同じテンポでリズミカルに歩きましょう。体力に余裕のある人は、

「早歩き」で軽快に歩くといいでしょう。

先ほど、午前中(できれば10時まで)にすべきだと書きましたが、それは午後に散歩しても、

セロトニン活性効果が小さいからです。

体内時計がリセットされてから、15~16時間後にメラトニンが分泌されて「眠気」が出ます。

逆算すると、午前7時に体内時計をリセットすると、22~23時に眠気が出るということです。

午前8時に体内時計をリセットすると、23~24時に眠気が出ます。だから、午前11時に朝散歩をすると、

体内時計のリセットが遅れてしまいます。

サングラスをかけるのがNGなのは、セロトニン神経が活性化するためには、ある程度の明るさの光が

「網膜」から入らないといけないからです。

 

まずはハードルを下げて習慣化しよう

朝散歩をするといっても、「朝5時に起きなさい」ということはありません。

「朝の調子が悪い人」「お疲れモードの人」「メンタル疾患の人」が、無理して早起きをすると、

逆に調子を崩す可能性があります。最初は、自分に無理のない時間に起きて、その時間から朝散歩をすれば十分です。

毎日するのがベストですが、週1~2回でも、やっただけ効果があります。不定期でも、

徐々に朝の目覚めがスッキリと改善していきます。

テンポよく「リズム」に集中するために、音楽を聴きながら歩くのもいいでしょう。

好きな音楽であれば、寝起きの気分も上がるでしょう。

どうしても歩くのがしんどい場合、ベランダや庭に出て日向ぼっこをすることからはじめましょう。

そこから、5分の散歩、10分の散歩、15分の散歩……と、少しずつハードルを上げていけばOKです。

やればやっただけ効果が出ます。